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エスパル仙台の注目店を深掘り|仙台人こそ行きたい新業態と受け継がれた味

仙台駅を日常的に利用していても、エスパル仙台の地下にある飲食店には、まだ立ち寄ったことがない。そんな仙台・宮城の人も多いのではないでしょうか。

エスパル仙台本館地下1階では、旧レストラン街を約20年ぶりに刷新する2段階の全面リニューアルが進行中です。第一弾として、新しい飲食ゾーン「エキチカダイニング けやき香路」が2026年4月20日に開業しました。

「駅ビルの飲食店は観光客向け」「混んでいそう」「そのうち行けばいい」と、通り過ぎたままになっている人もいるかもしれません。

しかし、現在のエスパル仙台には、牛たんや寿司といった定番の仙台グルメだけでなく、宮城ゆかりの企業が手がける新業態や、エスパル店でしか味わえない限定メニュー、個性的な専門店があります。

今回はリニューアル情報を伝えるだけではなく、仙台人が普段のランチや仕事帰り、休日の昼飲みで楽しみたい場所として、エスパル仙台本館地下1階の注目店を深掘りします。

※店舗情報は2026年8月10日時点です。営業時間やメニュー、販売状況などは変更される場合があります。来店前に各店舗やエスパル仙台の公式情報をご確認ください。

エスパル仙台は「観光客向けの飲食街」だけではない

エスパル仙台本館地下1階では、2026年から旧レストラン街の約20年ぶりとなる全面リニューアルが2段階で進められています。

第一弾として開業した「けやき香路」には、地元建材の秋保石を一部共用部の壁面に取り入れ、宮城県の県木である欅をイメージした空間が広がっています。牛たんや寿司、日本酒、宮城のクラフトビールなどを楽しみながら歩ける、小道のような空間が特徴です。

ただし、地元の人にとって大切なのは、「新しくなった」という話題性だけではありません。

現在のエリアには、仙台・宮城で親しまれてきた企業が、それぞれの定番とは少し異なる料理や楽しみ方を提案する店があります。さらに、出汁や牡蠣を軸にした専門店など、普段使いしやすい選択肢も増えました。

牛たんで知られる利久が手がけるクラフトビールとテクスメクス料理、パスタの印象が強いハミングバードによる焼鳥と親子丼、喜助がエスパル店限定で提供する厚さ20ミリの牛たんなど、よく知る企業の新しい一面を体験できます。

「仙台駅に来たから牛たんを食べる」という観光的な使い方だけでなく、今日は親子丼、仕事帰りは焼鳥、休日はクラフトビールというように、普段の外食先として使い分けられるのが、今のエスパル仙台です。

牛たんの利久がクラフトビールとスパイス料理へ|希望の丘醸造所 HOP&SPICE

宮城ゆかりの企業の意外な一面を分かりやすく感じられるのが、「希望の丘醸造所 HOP&SPICE」です。

運営しているのは、牛たん専門店として知られる株式会社利久。利久の店と聞けば、炭火で焼いた牛たん定食を思い浮かべる人も多いでしょう。

しかし、HOP&SPICEの主役は、岩沼市の「希望の丘醸造所」で手がけるクラフトビールと、スパイスを生かしたテクスメクス料理です。

牛たんではなく、利久の「もう一つの顔」を楽しむ

仙台には利久の店舗が複数あります。そのなかで、あえてHOP&SPICEを選ぶ理由は、定番の牛たんとは異なる利久の取り組みに触れられることです。

店名にもなっている「希望の丘醸造所」は、利久が岩沼市で運営するクラフトビールの醸造拠点です。エスパル仙台の店舗では、そこで手がける自社醸造のクラフトビールを料理とともに楽しめます。

「利久へ行くなら牛たん」と決めず、ビールやスパイス料理を目的に訪れる。それだけでも、地元企業の見え方が少し変わります。

県外から来た知人を案内するときにも、「実は利久は岩沼でクラフトビールも造っている」と紹介できます。定番の仙台名物だけでなく、宮城の企業が広げている新しい食の取り組みを知ってもらえる店です。

休日の昼飲みや仕事帰りに使いやすい

営業時間は基本11時から22時までで、金曜・土曜・祝前日は23時まで営業しています。

平日の仕事帰りはもちろん、休日のランチや昼飲みにも使いやすい時間設定です。

仙台駅直結のため、飲んだあとにJRや地下鉄、バスで帰りやすいのも地元客にとって大きな利点です。

しっかり食事をする日だけでなく、待ち合わせ前の0次会や、買い物を終えたあとの一杯にも向いています。

希望の丘醸造所 HOP&SPICEの基本情報

  • 店舗名:希望の丘醸造所 HOP&SPICE
  • フロア:エスパル仙台本館B1F
  • 営業時間:11:00~22:00、金曜・土曜・祝前日11:00~23:00
  • ラストオーダー:通常21:00、金曜・土曜・祝前日22:00
  • 電話番号:022-393-9829
  • アクセス:JR仙台駅直結

※営業時間は変更される場合があります。来店前に公式情報をご確認ください。

生パスタの会社が焼鳥と親子丼へ|焼鳥と親子丼 とり乃

ハミングバードと聞いて、生パスタやイタリアンを思い浮かべる仙台人は多いでしょう。

仙台で長く飲食店を展開してきたハミングバードが、エスパル仙台で手がけているのが「焼鳥と親子丼 とり乃」です。

看板に掲げるのは、パスタではなく炭火焼鳥と親子丼。ハミングバードの印象を持っている人ほど、「こんな店も手がけているのか」と興味を引かれる新業態です。

突然、焼鳥を始めたわけではない

一見すると、イタリアンの会社がまったく異なる分野へ参入したように見えます。

しかし、ハミングバードは以前から親子丼や鶏料理を扱う業態も展開してきました。とり乃は、同社がこれまで培ってきた鶏料理の経験を、仙台駅で利用しやすい形にした店舗と捉えられます。

エスパル仙台では、とり乃を宮城・東北の魅力を伝える炭火焼鳥の店として紹介しています。鶏や卵にこだわった「究極の親子丼」と、仙台味噌を使った「仙台焼鳥」が特徴です。

「究極」という言葉は店舗側の商品表現ですが、昼は親子丼、夜は炭火焼鳥と、時間帯によって異なる楽しみ方ができます。

昼は親子丼、夜は焼鳥と地酒

昼は親子丼を中心とした食事、夜は炭火焼鳥と酒。利用する時間によって店の印象が変わります。

「駅地下でひとりランチを済ませたい」という日にも、「仕事帰りに焼鳥を数本つまみたい」という日にも候補にできるため、エスパル仙台を日常使いしたい人に向いています。

営業時間は11時から23時まで。料理のラストオーダーは22時、ドリンクは22時30分です。

パスタのハミングバードをよく知っている人ほど、同じ会社がつくる別の味を確かめに訪れてみたくなる一軒です。

焼鳥と親子丼 とり乃の基本情報

  • 店舗名:焼鳥と親子丼 とり乃
  • フロア:エスパル仙台本館B1F
  • 営業時間:11:00~23:00
  • ラストオーダー:料理22:00、ドリンク22:30
  • 電話番号(エスパル仙台掲載):022-395-8129
  • 定休日:エスパル仙台の休館日に準ずる
  • アクセス:JR仙台駅直結

※店舗公式サイトなどでは異なる問い合わせ番号が掲載されている場合があります。営業時間や予約方法とあわせて、利用前に最新情報をご確認ください。

喜助で一番厚い20ミリ|エスパル店限定「極厚弍拾」

仙台市内には複数の牛たん店があり、地元の人にはそれぞれお気に入りの店があるでしょう。

味の牛たん喜助 エスパル店の基本情報

  • 店舗名:味の牛たん喜助 エスパル店
  • フロア:エスパル仙台本館B1F
  • 営業時間:11:00~22:00
  • ラストオーダー:21:30
  • 電話番号:022-268-2560
  • 席数:40席
  • アクセス:JR仙台駅直結

※限定メニューの販売状況や価格は変更される場合があります。来店前に店舗公式情報をご確認ください。

出汁と牡蠣を気軽に楽しむ|お出汁と牡蠣とアテ ちよ

牛たんや寿司といった分かりやすい仙台名物ではなくても、地元の人が日常的に使いやすい店があります。

「お出汁と牡蠣とアテ ちよ」は、店名の通り、出汁、牡蠣、酒に合わせる料理を中心とした店です。

鰹節から取る出汁を使った料理と、旬の産地から仕入れる牡蠣が二本柱。エスパル仙台では、「お出汁」「牡蠣」「アテ」を中心に、仙台駅で居酒屋使いできる店として紹介されています。

牛たん以外の和食を探している日に

仙台駅で食事をしようとすると、牛たんや寿司に目が向きがちです。

一方で、今日は出汁のきいた和食を食べたい、牡蠣をつまみながら酒を飲みたいという日もあります。

ちよは、そうした「仙台名物を食べる日ではないけれど、駅周辺で和食を楽しみたい」という場面で覚えておきたい一軒です。

営業時間は11時から23時まで。昼から夜まで営業しているため、遅めの昼食や早い時間の一杯、仕事帰りの食事にも利用できます。

牡蠣は旬の産地から仕入れるため、時期によって産地や提供内容が変わる可能性があります。その日のおすすめを確認しながら選ぶのも、この店の楽しみ方です。

お出汁と牡蠣とアテ ちよの基本情報

  • 店舗名:お出汁と牡蠣とアテ ちよ
  • フロア:エスパル仙台本館B1F
  • 営業時間:11:00~23:00
  • 電話番号:022-738-7110
  • アクセス:JR仙台駅直結

※牡蠣の産地や提供メニューは、仕入れ状況などにより変わる場合があります。

4店舗を比較|ランチ・昼飲み・仕事帰りならどこ?

今回紹介した4店舗は、同じフロアにありながら、得意とする料理や利用したい場面が異なります。

店舗注目ポイントおすすめの利用シーン
希望の丘醸造所 HOP&SPICEクラフトビールとテクスメクス料理休日の昼飲み、仕事帰り、0次会
焼鳥と親子丼 とり乃親子丼と炭火焼鳥ひとりランチ、仕事帰りの一杯
味の牛たん喜助 エスパル店エスパル店限定の20ミリ牛たん特別な食事、県外の知人の案内
お出汁と牡蠣とアテ ちよ出汁料理、牡蠣、酒に合うアテ和食ランチ、昼飲み、仕事帰り

休日に昼飲みをするならHOP&SPICE

クラフトビールを主役に楽しみたい人に向いています。

岩沼の醸造所で手がけるビールとスパイス料理を楽しめるため、牛たん専門店とは違う利久の一面を知りたい人にもおすすめです。

親子丼や鶏料理を食べるならとり乃

昼は親子丼、夜は炭火焼鳥という使い分けができます。

ハミングバードが手がける店と知ったうえで訪れると、仙台の飲食企業が展開する業態の幅も感じられます。

特別な牛たんを味わうなら喜助

厚さ20ミリのエスパル店限定メニューが、分かりやすい訪問理由になります。

いつもの牛たんとは違うものを食べたい日や、県外の知人に限定メニューを紹介したい日に向いています。

出汁や牡蠣で飲むならちよ

牛たんや焼鳥以外の和食を選びたい日に候補となります。

出汁料理を中心に食事をすることも、牡蠣やアテを酒と合わせることもできる店です。

「いかず嫌い」だった人ほど、平日の普段使いから

新しい飲食エリアができた直後は、混雑や話題性が気になり、「落ち着いてから行こう」と考える人もいます。

ところが、しばらくすると行くきっかけを失い、「まだ一度も利用していない」という状態になりがちです。

そんな人は、特別な予定を立てる必要はありません。

平日の昼食、買い物途中の休憩、仕事帰りの一杯など、いつもの行動に一軒だけ組み込んでみるのがおすすめです。

利久の新業態ではクラフトビールとスパイス料理を選ぶ。ハミングバードの新業態では親子丼や焼鳥を選ぶ。何度も食べてきた喜助ではエスパル店限定の一皿を選ぶ。

店の運営企業やメニューの背景を知ったうえで選ぶと、観光客向けに見えていた駅ビルの飲食店が、地元企業の新しい取り組みや、これまで知らなかった料理に出会う場所へと変わります。

エスパル仙台は、地元企業の新展開と個性ある店を楽しむ場所

今のエスパル仙台には、仙台を代表する定番の味だけでなく、宮城ゆかりの企業による新しい提案や、普段使いしたくなる個性的な専門店があります。

利久が手がけるクラフトビールとテクスメクス料理、ハミングバードが展開する炭火焼鳥と親子丼、喜助の店舗限定20ミリ牛たん。そして、出汁と牡蠣を中心に楽しめる「ちよ」。

それぞれの店には、単に「新しいから行く」だけではない理由があります。

仙台駅やエスパル仙台を毎日のように使っているからこそ、「いつでも行ける」と思い、まだ訪れていない人もいるでしょう。

次に仙台駅へ行くときは、いつもの通路を少しだけ外れてみてください。

観光客のための仙台名物だけではなく、仙台人が普段使いしたくなる店や、地元企業のまだ知らなかった一面、これまで選んでこなかった新しい味に出会えるはずです。

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M.S

M.S

未来からやってきたローカルレポーター

はじめまして。「Voice Sendai」未来特派員のM.Sです。私は2050年からやって来ました。未来の仙台は、今よりもっとクリエイティブで活気ある街になっていますが、その未来を実現するために2026年にタイムトラベルしてきました。 この時代の仙台の文化、グルメ、ストリート、そして人々の思いを記録し、未来に持ち帰るのが私の使命です。 日々の取材では、未来人の視点から「今だからこそ面白い!」を切り取って発信しています。一緒に未来を先取りする感覚で、仙台の“いま”を楽しんでいきましょう! です。

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