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仙台の雪はいつ降る?年内の積雪・年明けの雪・朝の凍結を知る生活ガイド

2025年末の仙台では、11〜12月に積雪1cm以上を観測した日は1日で、最深積雪は7cmでした。一方、2024年末は積雪の記録がなく、年による差は小さくありません。

タイヤ交換を考える季節になると、「去年はまだ大丈夫だった気がする」。雪の予報が出ると、「この時期に降るのは早くない?」。仙台に住んでいても、過去の冬を正確に思い出すのは難しいものです。

そこで今回は、2021〜2022年冬から2025〜2026年冬までの5年間で、初雪の日や積雪1cm以上の日数、最深積雪などを気象庁の記録から確認しました。

過去のデータは、2026〜2027年冬の雪の時期や量を予測するものではありません。今年の冬支度の参考にしつつ、実際の移動やタイヤ交換は、気象庁の最新予報や道路情報とあわせて判断してください。

※2026年10月1日時点の公開情報をもとにしています。2026年秋以降の雪の実績は含みません。

目次

去年の年末、仙台では雪が積もった?

まず、年内と年明けの積雪日数を冬ごとに並べてみます。

冬年内11〜12月の積雪1cm以上の日数年明け1〜4月の積雪1cm以上の日数
2021〜2022年冬6日27日
2022〜2023年冬1日15日
2023〜2024年冬2日16日
2024〜2025年冬0日12日
2025〜2026年冬1日3日

出典:気象庁「仙台・月ごとの値」を集計。

この5冬では、年内11〜12月の積雪1cm以上の日数は0〜6日、年明け1〜4月は3〜27日でした。

いずれの冬も年明け側の方が多くなっていますが、年内は2か月、年明けは4か月と集計期間が異なります。したがって、この数字だけで「年明けは年内の何倍も積もりやすい」と単純比較することはできません。

それでも、同じ基準で複数年を並べると、冬ごとの差は見えてきます。

直近の2025〜2026年冬は、年内が1日、年明けが3日でした。一方、2021〜2022年冬は、年内が6日、年明けが27日ありました。

「去年はあまり積もらなかった」という印象があっても、それだけで仙台の冬全体を説明することはできません。

この数字は宮城野区五輪の観測記録

使用しているのは、仙台市宮城野区五輪にある仙台管区気象台の記録です。所在地は五輪1丁目3番15号で、榴岡公園付近にあります。

仙台管区気象台の所在地

市内全域を平均した数字ではありません。

住宅地の坂道、日陰、西部や山沿いなどでは、観測地点と路面状況が異なることがあります。表は冬ごとの傾向を同じ場所で比較するために使い、当日の移動は自分の生活圏の情報で判断しましょう。

「初雪」「初積雪」「積雪1cm以上の日数」は別の数字

用語この記事での意味
初雪その寒候年に初めて雪を観測した日
初積雪その寒候年に初めて積雪を観測した日
積雪1cm以上の日数その日の最深積雪が1cm以上になった日数
最深積雪対象期間中に最も深く積もった値

この記事では、気象庁の「各階級の日数(最深積雪)」にある「1cm以上」の値を、「積雪1cm以上の日数」と表記しています。

前日に降った雪が翌日も1cm以上残っていれば、翌日も1日として数えられます。また、1日のうち一時的に1cm以上になった場合も含みます。

そのため、「積雪1cm以上が6日」は、6日間新しい雪が降り続いたという意味ではありません。

仙台の雪はいつ降り始める?過去5年の初雪

年初雪の観測日
2021年12月2日
2022年12月2日
2023年11月25日
2024年11月19日
2025年11月18日

直近5年では、初雪は11月中旬から12月上旬に観測されています。

仙台管区気象台 過去の報道発表・お知らせ

ただし、2021〜2023年と2024年以降では観測方法が異なります。気象庁では2025寒候年から初雪の観測を自動化しているため、暦年では2024年の初雪から自動観測となります。

そのため、この5年の並びだけを見て「仙台の初雪が毎年早まっている」と判断することはできません。

初雪のニュースと、雪かきした記憶は別

2021年は、初雪が12月2日、初積雪が12月18日でした。

雪が初めて降った日と、実際に積雪が観測された日は一致しないことがあります。

冬支度に役立てるなら、初雪は季節の目安として見つつ、積雪の有無や深さは別に確認する方が実態をつかみやすくなります。

年内の雪は、何日積もって、どこまで深くなった?

各年の11月1日〜12月31日について、積雪日数と深さを比較します。

年内の期間積雪1cm以上の日数最深積雪降雪量の合計
2021年11〜12月6日4cm11cm
2022年11〜12月1日1cm1cm
2023年11〜12月2日2cm2cm
2024年11〜12月0日記録なし記録なし
2025年11〜12月1日7cm7cm

出典:気象庁「仙台・月ごとの値」を集計。

※「記録なし」は、気象庁原表の「–」をもとに表記しています。

2024年末は積雪1cm以上の日がなかった

2024年11〜12月は、仙台観測点で積雪1cm以上の日数が0日でした。

一方、2025年末は積雪1cm以上の日が1日あり、最深積雪は7cmでした。

「最近の年末は積もらなかった気がする」という印象も、どの年を思い浮かべるかによって変わります。

積もった日が少なくても、一度の積雪が深いことはある

2025年末は、積雪1cm以上の日数が1日で、最深積雪は7cmでした。

一方、2021年末は積雪1cm以上の日数が6日ありましたが、最深積雪は4cmでした。

つまり、積雪日数が少ない年でも、一度に比較的深く積もることがあります。

「積もる日が少ない」と「冬支度をしなくてよい」は別の話です。タイヤ交換や雪かき用品は、回数だけでなく一度の積雪や凍結にも備えて考えましょう。

年明けの雪は、冬によってどれくらい違う?

次に、各年の1月1日〜4月30日を比較します。

年明けの期間積雪1cm以上の日数最深積雪降雪量の合計
2022年1〜4月27日4cm43cm
2023年1〜4月15日21cm44cm
2024年1〜4月16日14cm45cm
2025年1〜4月12日8cm30cm
2026年1〜4月3日2cm4cm

出典:気象庁「仙台・月ごとの値」を集計。

直近の少雪だけを「いつもの仙台」と考えない

2026年1〜4月は、積雪1cm以上の日数が3日、最深積雪は2cmでした。

一方、2022年は積雪1cm以上の日が27日あり、2023年には最深積雪21cmを記録しています。

同じ仙台観測点でも冬による差があるため、直近1年だけを基準に次の冬を考えるのは避けた方がよいでしょう。

積雪日数が多い年と、最も深く積もる年は一致しない

2022年は積雪1cm以上の日数が27日でしたが、最深積雪は4cmでした。

2023年は積雪1cm以上の日数が15日と少ない一方、最深積雪は21cmでした。

徒歩通勤では「雪が残る日数」が気になりやすく、車や駐車場では「一度にどれだけ積もったか」の影響を受けやすくなります。

「雪が多い冬」を考えるときは、積雪日数と最深積雪を分けて見るのがポイントです。

降雪量の合計は、一度に積もった深さではない

2023年1〜4月の降雪量合計は44cm、最深積雪は21cmでした。

降雪量の合計は、期間中に新しく降り積もった雪の深さを積み上げた値です。地面に44cmの雪が一度に積もったことを意味するものではありません。

「雪が多いのは2月?」月別の積雪日数を確認

年1月2月3月4月合計
2022年10日12日5日0日27日
2023年8日7日0日0日15日
2024年4日7日5日0日16日
2025年4日7日1日0日12日
2026年1日1日1日0日3日

2022年、2024年、2025年は2月が最も多く、2023年は1月が多くなっています。2026年は1〜3月がそれぞれ1日でした。

この5年だけでも、積雪日数が最も多い月は一定ではありません。

3月の積雪も想定しておく

2022年と2024年は、3月にも積雪1cm以上の日が5日ありました。2025年と2026年も、それぞれ1日あります。

今回確認した5年間では4月の該当日数は0日でしたが、今後の4月も積もらないことを保証する数字ではありません。

春のタイヤ交換や遠出は、カレンダーだけで決めず、直近の予報や目的地の標高、道路状況も確認しましょう。

仙台駅前と自宅周辺では雪の状況が違うこともある

気象庁は、東北の太平洋側では冬に晴れる日が比較的多い一方、山沿いでは雪が多くなる仕組みを解説しています。

気象庁「東北地方の冬」

そのため、宮城野区五輪の観測記録と、自宅や職場周辺の経験が一致しないことはあります。

中心部から作並、秋保、泉ヶ岳方面などへ移動する場合は、出発地だけでなく途中と目的地の道路状況も確認してください。

今年の確認は「いつもの道」から始める

移動の場面確認したい範囲
地下鉄駅まで徒歩通勤自宅前、住宅地の道、坂、駅入口
車で通勤車の出入り口、幹線道路、橋、職場の駐車場
子どもの通学通学路の日陰、坂、横断歩道周辺
バス通勤停留所までの足元と運行情報
西部・山沿いへ外出途中の道路、目的地、帰宅時間帯の予報

過去のデータは冬支度の参考になりますが、その日の移動は実際に通る場所の状況で判断する必要があります。

雪が積もっていない朝も、路面凍結は別に確認する

積雪1cm以上の日数は、積もった日の目安です。冬道への注意が必要な日をすべて数えたものではありません。

JAFは、雪解け水や雨で濡れた路面が夜間や明け方に冷やされ、一見濡れているだけのように見える「ブラックアイスバーン」が生じることがあると案内しています。

JAF「雪道・凍結路の注意点」

朝、窓の外が白くなっていなくても、前日の雨や雪、その後の冷え込みを確認してから出発しましょう。

橋・坂道・日陰は、いつもの経路でも注意

宮城県は、橋、カーブ、日陰、坂道、交差点などを凍結防止剤の重点散布箇所として挙げています。

宮城県「冬期道路交通確保対策」
トップページ > 分類から探す>まちづくり・地域振興 > 交通インフラ情報 > 一般道路 > 冬期間の道路管理について

車を運転する場合は、路面状況に合わせて速度を落とし、十分な車間距離を取り、急ブレーキ・急ハンドル・急加速を避けましょう。

雪の朝は5つの順番で確認する

  1. 前日からの雨・雪と朝の冷え込みを確認する
  2. 移動経路に近い道路カメラを見る
  3. 利用する電車やバスの運行情報を確認する
  4. 自宅前や車の出入り口の路面を見る
  5. 必要に応じて出発時刻や移動手段を調整する

道路カメラに映っていない住宅地や、映像では分かりにくい薄い凍結もあります。画面だけで判断せず、実際の足元も確認してください。

今年の冬支度は「去年の交換日」だけで決めない

去年タイヤを交換した日は、今年の予定を立てる参考にはなります。しかし、同じ日まで雪や凍結がないとは限りません。

タイヤ交換を考えるときは、次の条件も確認しましょう。

  • 早朝や夜間に車を使うか
  • 西部や山沿いへ移動する予定があるか
  • 雪の日も通勤や送迎で車が必要か
  • タイヤの点検と交換予約をいつ済ませられるか
  • 直近の気象予報で低温や降雪の可能性が出ていないか

スタッドレスタイヤは雪道や凍結路を走行するための装備ですが、装着していても路面状況に応じた慎重な運転が必要です。

JAF「スタッドレスタイヤについて」

去年使わなかった雪道用品も確認する

用途確認したいもの・予定
徒歩通勤靴底の状態、防滑性、防水性、防寒用品
自転車通勤積雪・凍結時の代替交通手段
車の利用冬用タイヤ、雪を払う道具、霜取り用品
子どもの送迎乗降場所、徒歩区間、時間の余裕
雪かきスコップ、手袋、雪を寄せる場所

JAFも、雪道走行前の準備として、フロントガラスなどの霜や凍結を取り除くアイススクレーパーなどを案内しています。

JAF「雪道走行前に準備したいもの」

仙台市の除雪基準を知っておこう

積雪1cmは、市の除雪出動基準ではない

仙台市が案内する除雪・凍結防止路線の出動基準は、次のとおりです。

対象実施の目安
都心部・主要な幹線道路の除雪積雪が5cmを超える場合
それ以外の地域の除雪積雪が10cmを超える場合
凍結防止路線凍結した場合、または降雪後に凍結する恐れがある場合

この記事で使っている「積雪1cm以上」は、冬ごとの積雪状況を比較するための指標です。仙台市の除雪出動基準とは異なります。

仙台市「除雪・凍結防止路線の出動基準」
仙台市TOP<仙台市FAQ よくある質問と回答<道路・公園・緑化・河川<道路・橋

除雪や凍結防止の対象路線は、バス路線や交通量の多い道路を基本に、坂、橋、日陰、交差点なども考慮して選定されています。

除雪車が通っても、自宅前の雪がなくなるとは限らない

仙台市は通勤・通学時間帯までの作業完了を目標としていますが、明け方の急な降雪などでは遅れる場合があります。

また、日中に気温が上がって雪が解けると見込まれる場合などには、作業を見合わせることもあります。

除雪は道路上の雪を道路脇へ寄せる作業のため、車の出入り口付近に雪が残る場合があります。

主要道路の除雪と、自宅から車を出すための雪かきは分けて考えておきましょう。

雪かきした雪を道路へ出すと、交通障害や凍結につながる可能性があります。雪を寄せる場所も事前に確認しておくと安心です。

仙台市「除雪・凍結防止する道路」
ホーム > くらしの情報 > 住みよい街に > 交通・道路 > 道路 > 道路の事業・取り組み > 冬道の安全対策 > 除雪・凍結防止する道路

地域の冬支度を支える制度もある

仙台市には、歩道などの除雪や凍結防止に協力する団体を支援する「仙台雪道おたすけ隊」があります。

仙台市「仙台雪道おたすけ隊」
ホーム > くらしの情報 > 住みよい街に >交通・道路 > 道路 > 道路の事業・取り組み > 冬道の安全対策

また、市が管理する道路への散布に協力する場合には、凍結防止剤を無料で受け取れる制度があります。

市道の安全確保を目的とした制度であり、私有地用の配布とは異なるため、利用条件を確認してください。

仙台市「凍結防止剤の配布」
ホーム > くらしの情報 > 住みよい街に >交通・道路 > 道路 > 道路の事業・取り組み > 冬道の安全対策 <冬道の安全対策

2026〜2027年冬の雪はどう確認する?

過去5冬の記録から、2026〜2027年冬の初雪日や積雪量を正確に予測することはできません。

今年の冬について確認するときは、過去データではなく、気象庁が更新する最新の天気予報や季節予報、早期天候情報などを確認してください。

気象庁「季節予報」

とくにタイヤ交換や山沿いへの移動では、数週間前の見通しだけで決めず、直前の週間予報や道路情報もあわせて確認することが大切です。

今日の雪・路面・交通はどこで確かめる?

確認したいこと確認先
天気予報・雪への注意情報気象庁
初雪などの観測情報仙台管区気象台
季節予報気象庁「季節予報」
冬道対策・除雪車の出動状況仙台市「冬道の安全対策」
道路の映像仙台市「冬道の安全対策」内の道路ライブカメラなど
除雪対象路線仙台市「除雪・凍結防止する道路」
電車・地下鉄・バスの運行利用する交通事業者の公式情報

仙台市の冬道対策ページからは、除雪車の出動状況や道路ライブカメラなどを確認できます。年度ごとに掲載内容が更新されるため、閲覧時には対象年度も確認してください。

仙台の雪についてよくある質問

去年の年末、仙台では雪が積もった?

2025年11〜12月の仙台観測点では、積雪1cm以上の日が1日あり、最深積雪は7cmでした。

ただし、これは宮城野区五輪にある仙台管区気象台の観測記録で、市内すべての住宅地の状況を示すものではありません。

年内より年明けの方が積もる日が多い?

今回確認した5冬では、すべて年明け1〜4月の方が、年内11〜12月より積雪1cm以上の日数が多くなっています。

ただし、年内は2か月、年明けは4か月と集計期間が異なります。そのため、単純な頻度比較ではありません。

積雪日数が少なければ、雪かきの準備も少なくていい?

日数だけでは判断できません。2025年末は積雪1cm以上の日が1日でも、最深積雪は7cmでした。

積雪予報や自宅周辺の条件も踏まえて準備しましょう。

積雪1cm以上の日数は、新しく雪が降った日数?

違います。前日に降った雪が残っていた日も含みます。

その日に新しい雪が降っていなくても、1日の最深積雪が1cm以上であれば1日として数えられます。

雪が積もっていなければ、いつもどおり移動できる?

積雪がなくても、雨や雪解け水が冷えて路面が凍結する場合があります。

白い雪が見えるかどうかだけで判断せず、気温や前日の天候、路面状況も確認してください。

今年の雪は、過去5冬の数字から予想できる?

今回の表は過去の実績であり、2026〜2027年冬の初雪日や積雪量を予測するものではありません。

今年の見通しは、気象庁の最新の季節予報や週間予報、道路情報を確認してください。

まとめ|過去の雪を、今年の備えにつなげよう

2025年末の仙台観測点では、積雪1cm以上の日が1日あり、最深積雪は7cmでした。一方、2024年末は積雪1cm以上の日が0日で、年による違いがあります。

過去5冬を見ると、年内11〜12月の積雪1cm以上の日数は0〜6日、年明け1〜4月は3〜27日でした。ただし、両者は集計期間が異なるため、単純な頻度比較はできません。

また、積雪日数が多い冬と、最深積雪が大きい冬は一致しないことがあります。雪が積もっていない朝でも、雨や雪解け後の冷え込みによる路面凍結には注意が必要です。

過去の記録は冬支度の目安として使い、2026〜2027年冬の実際の行動は最新の天気予報、道路状況、自分が通る経路の状態を確認して決めましょう。

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M.S

M.S

未来からやってきたローカルレポーター

はじめまして。「Voice Sendai」未来特派員のM.Sです。私は2050年からやって来ました。未来の仙台は、今よりもっとクリエイティブで活気ある街になっていますが、その未来を実現するために2026年にタイムトラベルしてきました。 この時代の仙台の文化、グルメ、ストリート、そして人々の思いを記録し、未来に持ち帰るのが私の使命です。 日々の取材では、未来人の視点から「今だからこそ面白い!」を切り取って発信しています。一緒に未来を先取りする感覚で、仙台の“いま”を楽しんでいきましょう! です。

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